■医療施設経営安定化推進事業について(詳細は上記HPにアクセス下さい)
病院を取り巻く経営関連の制度・環境が病院経営に与える影響等を調査研究し、その結果を各病院に情報提供することにより、病院経営の安定化を支援するため、各種課題について調査研究を実施してきた。
◎ 平成13年度
「患者満足度調査導入による病院の経営改善に 係る調査研究報告書」
顧客満足度調査を実施し、経営改善に成功している病院例を始め、一般企業の取り組みなどについて 調査し、どのような調査を行い、どのように病院運営に役立てているのか、また、どのように経営改善につながったかなどについて調査研究を実施。
「病院におけるアウトソーシング等の活用に ついて」報告書
業務委託の実態、業務委託の活用方法、そのメリット・デメリット等を調査し、質の向上や特に中小 病院での経営改善等について調査研究を実施。
◎ 平成14年度
「在宅医療、介護分野を重視した中小病院経営に関する研究」報告書
病院の戦略として病床削減を積極的に実施し、在宅医療・介護分野を重視して地域との連携を図るな ど、戦略的に実施する病院をケーススタディして、今後の新たな病院経営のモデルとして参考となる事例調査研究を実施。
「中小病院経営改善ハンドブック作成及び普 及事業」報告書
これまでの調査研究を効果などを基に、医療機関の経営者(理事長、院長)の経営に対する改善の認 識を高めるとともに、必要とする経営改善のノウハウを盛り込んだ中小病院の経営改善に資するハンドブックの作成及び地域セミナーを開催するなどして普及事業を実施。
◎ 平成15年度
「医療機関の経営評価方法に関する調査研 究」報告書
病院における間接金融円滑化のための環境整備の一環として、病院を適正に評価するための経営評価 指標(財務指標)を開発。また病院と銀行の関係や新資金調達方法についても検討し、広く間接金融円滑化のための環境整備について研究。
「医療機関の経営安定化に資する経営管理手 法に関する調査研究」報告書
今後の医療施設経営にとっては、経営品質の向上に取り組んでいくことが重要であるとして、医療施 設経営の近代化・安定化のために必要な経営品質向上に資する経営管理手法を明らかにしつつ、経営改善のためのノウハウを示した。
◎ 平成16年度
「病院経営をはじめとした非営利組織の経営 に関する調査研究」報告書
医療における非営利組織の要件を論理的、実証的に検討。また諸外国の非営利病院における非営利組 織の要件を調査するとともに、医療はなぜ非営利がより適しているか、経済学、世論(価値観)、実務面から整理し、わが国の非営利組織としての病院経営のあり方を分析
「地域での医療に係る機能分化・連携が与え る医療施設経営への影響 調査研究」報告書
病院ヒアリングを通じて、医療連携の推進方法および経営成果等への影響について実態把握jを行う と同時に、肝臓病、脳梗塞等、疾患を切り口として医療連携形態のモデル化や個々の患者に対する一貫性確保の仕組みについて考察を加えた。さらに、医療連携に基づく入院医療を経験した患者に対してアンケートを実施し、患者の立場にたった医療機能分化・連携構築に向けて必要な視点を導き出した。